企業経営者と社員研修責任者の皆様へ

望月義博が、カーショップ、カーディーラーの皆様に
本当にお役に立てる研修について考え発信しています。

第8回 私はなぜ部下の育成に失敗したのか 『そのⅢ 優しすぎる上司』

毎月のタイヤ販売目標は必ず達成しなければなりません。

月末近くになると部下を一人ずつ呼び付けて達成状況を聞き、目標に対する不足本数をどのように販売するか、きめ細かく指示をしました。

「○○カー用品店のキーマンは店長だ。店長の趣味は野球だから、まず野球の話から始める。そして、タイヤは今のトレンドである低燃費タイヤ(エコタイヤ)に絞って話を進め、ポイントは粗利益だから、それを強調する。」

などのように取引先ごとに細かく指示をしていました。

それでも不安そうな部下には、

「私が一緒に行って話をする、アポを取ってくれ。」

と指示し、交渉の手本を見せて覚えさせようとしました。

部下からはたびたび、いろいろな問題で

「どうしたら良いのでしょうか」

と相談を受けるようになり、私は部下に頼りにされている、頼もしい上司なのだ、と思っていました。

だから部下の為に一生懸命考えて、問題を解決する方法を丁寧に、細部に亘る指示をしたり、同行訪問をしていましたので毎月月末は忙しく、私はクタクタに疲れていました。

月末の締切日に○○社(カーディーラー)の目標が達成していないので、部下を呼び付けて聞くと

「私はちゃんとやっています。ご指示通りに取引先と交渉しましたが、売れませんでした。仕方ないですね。何かほかの方法はないのでしょうか」

と言われ、私の指示が間違っていたのだから売れなくても仕方がない、と考えている部下の話に私はようやく自分が勘違いをしていたことに気付きました。

私は、部下の為に丁寧で、きめ細かく指示をすることが一番良い部下の育成方法だと思っていましたが、その結果、自分は何も考えず、ただ指示された事しかしない

「指示待ち人間」

を育成してしまったのです。

私は今後どのように部下を育成すべきか非常に悩みました。

次回は『理想の部下』がテーマです

2014年3月14日

 


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