企業経営者と社員研修責任者の皆様へ

望月義博が、カーショップ、カーディーラーの皆様に
本当にお役に立てる研修について考え発信しています。

第41回 完全無農薬の野菜作り ~新たなる共生を目指して~

奇跡のリンゴを作った木村秋則さんの著書「リンゴが教えてくれたこと」をよんで衝撃を受けました。

実は私の家はミカン農家でした。ミカンもリンゴと同じ様に品種改良を重ね、今では種がなく、大きくて、甘く、綺麗なミカンとなりましたが、害虫には非常に弱く、殺虫剤をミカンの木に散布しています。

子供の頃、農作業の手伝いを良くしました。ミカンの木は大きくて殺虫剤の液体散布は子供には大変な作業でした。風が吹いて殺虫剤の液体を頭からか被ってしまった事もありました。

私は大人になってから、自分の体に湿疹が出来る様になりました。湿疹を繰り返して発症し、皮膚科に行っても原因が解らず悩んでいました。そこで自分なりに医学書を読んで勉強し、疑わしい原因は残留農薬、食品添加物等ではないのかと思っています。

昔、両親が言っていた、

「ミカンはたくさん食べてもいいが、ミカンの皮から作るマーマレードは食べるな」

という言葉を思い出しました。

私は退職後、実家の畑で完全無農薬、無化学肥料で野菜作りをすることを周囲の人達に宣言していました。しかし、実際に始めてみると、その大変な事は想像以上でした。

まずは時間です。研修やコンサルティングの仕事、そして、大学の聴講日を除くと、野菜作りの時間は週に1日~2日程度です。

最大の問題は雑草でした。雑草との共生を考えて、草刈は野菜の葉の高さ程度に刈り揃えていましたが、雑草の成長は早く、あっという間に大きくなり野菜の葉を覆ってしまいます。

除草剤は絶対に使用しないと決めていました。農作業用の道なら良いだろうと思い除草剤を散布したら、次の年に奇形となったタンポポの花が咲いたので怖くなりました。

除草剤は米軍がベトナム戦争で使用した枯葉剤と同じものだという話は本当だと思います。

枝豆を作っても豆は鞘に一粒しか入っていません。虫が食べてしまった鞘もたくさんあります。食品スーパーに売っている枝豆は、なぜあんなに綺麗なのか。鞘の中にすべて二粒の豆が入っているのはなぜか。

よく解りました。殺虫剤や化学肥料をふんだんに使用しているからです。

完全無農薬の野菜作り

小さくて細い大根や、インゲン豆、茄子、南瓜などを収穫しましたが、変色した茄子や、虫が入って食べられてしまったインゲン豆等が多く、いつも収穫はほんの少しでした。

刈り取った雑草と、残飯を畑に埋めただけの肥料では、大根は太くなりませんでした。

畑の上を紋白蝶が飛んでいます。

完全無農薬の野菜作り

懐かしいな~と子供のころを思い出し、感傷に浸っている暇はありません。一匹の紋白蝶が飛べば、10匹以上の紋白蝶の幼虫(アオムシ)が野菜の葉の裏にいます。野菜の葉の裏を一枚一枚調べ、幼虫(アオムシ)を割箸で取り除きます。

害虫には、お酢を薄めて散布しますが、散布したその時は逃げても、すぐにまた集まって来ます。毎回その繰り返しでした。

完全無農薬の野菜作り

夏の猛暑の中で、熱中症におびえながら草刈をし、夕方、腰の激痛に悲鳴を上げた時、私は雑草に負けたことを実感しました。でも胸を張っています。

この3年間は雑草との共生ではなく戦いでした。戦って、戦って、戦い抜いて負けたのです。戦わずして負けたのではありません。

今 新しい共生の道を探しています。

畑の中で野菜を作らない場所に、菜の花、向日葵、マリーゴールド、秋桜。いろいろな花の種を蒔きました。畑の淵には柵代わりに、紫陽花を挿し木しました。

私は「花を咲かせる人」になりたいと思います。

社員研修や企業コンサルタントの仕事も同じ様に、「教える」「指導する」のではなく、「共に学ぶ」「共に生きる」「共に花を咲かせる」そんな新しい共生の道を探しています。

2015年8月4日



 


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