企業経営者と社員研修責任者の皆様へ

望月義博が、カーショップ、カーディーラーの皆様に
本当にお役に立てる研修について考え発信しています。

第44回 研修講師の告白

社員研修は希望した人だけが受講するのではなく、上司から指示されて、仕方なく受講している人もいます。私はその様な人にも参加して良かったと思って頂きたいので、いろいろな事に注意をしていますが、失敗もたくさんしました。

まずは講師として清潔感ある服装を心掛けています。

上司の指示で仕方なく受講している人は、だらしない服装をしている講師を見ただけで嫌悪感を持ちます。そして、考えていることは「この研修の時間にあの仕事が出来た。」「あの報告書が書けた」等と思い、講師の話を全く聞いていないのです。

私は服装を意識しすぎて、ブランド物のスーツを着たこともありましたが、逆に目を引いてしまう事に気付いたので、一般的な濃紺のスーツを着ています。

次は講師として受講者全員の名前を覚えようと努力していますが、正直なところ、なかなか全員覚えられません。

(T)楽しくて、(W)解りやすくて(S)すぐ役に立つ研修です。

社員研修を実施した企業を訪問し、次回の研修内容の打合せをしている時に、前回の受講者から「望月先生こんにちは」と声をかけられましたが、私はその受講者の顔は覚えていても名前を思い出せませんでした。

「○○さん、前回は研修を受講して頂いて有り難う」と挨拶をすれば、この人はどんなに喜ぶことだろうと思ったことがありました。名前を思い出せない私は、恥ずかしくて自己嫌悪に陥り、私には講師の資格はないと悩みました。

受講者と名刺を交感し、名前を何かに関連付けて覚えようとしていますが、年々記憶力の低下を感じています。

上司から指示されて、しかたなく受講した人にも、しっかりと話を聴いてほしい。その為には事前に終了テストをすると説明し、実際に簡単なテストを実施したこともあります。

しかし、テスト等より私の話に受講者を引き付けることが重要だといろいろ考え、研修中にジョークを入れ、受講者を笑わせて引き付けるようにしました。

ジョークは受けると受講者が盛り上がり、私の話に注目してくれます。受講者が笑うと私も嬉しくて気分が良いので、いつしか私はジョークを連発するようになりました。

そして、ジョークが受講者に受けたかどうか、非常に気にする様になったのです。でも、ある一人の受講者の終了アンケートを読んでいる時に、「講習内容で解り難かったことは何ですか」のコメントとして「望月講師のジョーク」と書いてあるのを見て、私は衝撃を受け反省しました。

私は吉本のお笑い芸人ではない、受講者はお笑いを求めて集まっているのではなく、知識を求めて受講しているのだという事に気付きました。それから私は講習中ジョークは最初の一回のみにしています。

受講後のアンケートで評価は、不満、普通、満足の三段階評価とし、受講者の評価が普通ではだめだ、満足を目指そうと努力しています。

受講者から解り難いと指摘された箇所は、パワーポイントの説明内容を増やし、文字やイラストを追加しました。又、レジメの配布やパワーポイントの縮刷も配布しました。

(T)楽しくて、(W)解りやすくて(S)すぐ役に立つ研修です。

しかし、私の講習方法はパワーポイントの文字を読むだけとなり、受講者は配布物をずっと見ていて、せっかく大きく映しているスクリーンや、一生懸命話している私の方を見てくれません。

私は研修終了後に振り返りの資料として、レジメやパワーポイントの縮刷を配布することにしました。

パワーポイントも本当に重要な事項のみとし、その説明を言葉でするようにしました。これでやっと受講者がスクリーンや私の方を見てくれる様になりました。

カリキュラムの内容を解りやすく説明しようとして、たくさんの事例を話し、研修時間をオーバーしてしまった事がありましたが、研修中に時々時計を見て、受講者の次のスケジュールに迷惑が掛からない様に、終了時間はしっかりと守る様にしています。

私は私の行っている社員研修を、TWS研修と名付けています。

(T)楽しくて、(W)解りやすくて(S)すぐ役に立つ研修です。

だから、覚えておくといつか役に立つかもしれない「理論のみの社員研修」はカリキュラムにございません。

2015年9月17日



 


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