企業経営者と社員研修責任者の皆様へ

望月義博が、カーショップ、カーディーラーの皆様に
本当にお役に立てる研修について考え発信しています。

第45回 ちょっと一息入れましょう

私は社員研修の受講者にどんなジャンルでもよいので、本を読むようにとアドバイスしています。しかし、ほとんどの人が、

「仕事が忙しくて本を読む時間なんてありませんよ、
 残業をしてもまだ仕事が残っているんです」

等と話します。

「時間は誰にも平等に一日24時間もあります。
 その中で読書の時間は自分で作るもです」

という説明は最近、説得力が弱くなったようです。次に私は

「あなたはどんなに忙しくても食事はしますね。
 読書は食事と同じです。
 健全な心を維持する為に必要なもの、心の食事なのです。」

と話していますが、この説明もあまりピンとこないようです。

そこで、ちょっと一息入れましょう。お茶でも飲みませんか。

あの仕事もやらなければならない、この仕事もやらなければならない。忙しい、忙しい、大変だ、大変だ、時間がないと思っていると、その忙しさ、その大変さで心が一杯になり、余裕がなくなってしまいます。

そんな時にやった仕事は「粗い仕事、雑な仕事」になってしまうのです。

私にも経験がありました。私も忙しい、忙しい、大変だと思い、周りの人にも愚痴をこぼしていました。自分では会社の中で私が一番忙しい、会社で一番困難な仕事をしているのだ、と思っていたのです。

やらねばならぬ仕事が次々と気になって、家にいても仕事の事ばかり考えていました。

とにかく今、手を付けているこの仕事を終わらせる。この仕事を片付ける。私の仕事は気付かぬうちに「やっつけ仕事」になっていたのです。

あとから直そうと思っても、仕事を見直す時間、手直しをする時間がなく後悔した事がありました。それでも私は、仕方がない仕事が多すぎるのだと、自分で自分を納得させていたのです。

後で解ったのですが、その時の上司の評価は、「望月は仕事は早いが雑だ」でした。

お茶はやっぱり静岡茶です

上司が私の仕事の手直しをしてくれていたお陰で、私は恥をかかないで済んだことがありました。私も部下を持つ立場になってようやく解りました。

Aさんからの稟議書はほとんど問題がなく、めくら判を押しても良いほどだと思っていました。

Bさんからの稟議書は、いつも隅から隅まで読みます。時々大きな間違いがありました。出張旅費の精算書等は経理部からクレームが来たことがあったので検算までしていました。

そしてBさんの口癖は「忙しい、忙しい、大変だ」でした。

忙しい、忙しい、時間がないと言っている人には、私がやっていた「時間作りの方法」を紹介しています。

「まずは、お茶でも飲んでちょっと一息入れましょう。
 最初に今やらなければならないと思っている仕事を、
 A4一枚の紙に全部書き出します。

 書き出した一枚の用紙をよく見て、
 急ぐ仕事と、まだ時間的に余裕がある仕事に分けます。

 急いでいる仕事の中で、
 一番緊急なものは何かを考えながら、
 全部の仕事に順番を付けます。

 そしてこの順番で仕事をすれば良いのだと思うと、
 少し気分が落ち着きます。

 夕方、会社を退社する5分前に、
 毎日この仕事の優先順位一覧表を作成すると、
 翌日の朝は頭がすっきりとしていて、
 仕事に余裕をもって取り組めます。

 簡単な事ですが実際にやってみると、
 その効果は意外に大きいことが実感できます。

 こうしてわたしは、本を読む時間を作ることが出来ました。
 一度、試してください。」

と話しています。

2015年10月2日



 


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