企業経営者と社員研修責任者の皆様へ

望月義博が、カーショップ、カーディーラーの皆様に
本当にお役に立てる研修について考え発信しています。

第57回 リーダーシップについて考える
「その7 リーダーは想定外という言葉を使うべからず」
 

テレビでリーダーが想定外でした、と言って謝罪する場面を時々見かけます。

そのリーダーは想定外の事態が起きたのだから仕方がない、リーダーである私に責任はない、と言っているように見えます。今回はこの「想定外」という言葉に付いて考えてみたいと思います。

私はリーダー研修の時に、「リーダーはいつも最悪の事態を想定し備えよ、そして、その備えたものが使用されなっかたら、良かったと喜ぶんだ。」と話していました。

想定外の事態が発生したら、想定外の事だから仕方がないとお客様は許してくれるのでしょうか。

いいえ!

「そもそも、この企画には根本的な問題があったのではないか。」

あるいは、

「準備不足ではなかったのか。」

「この企画には必要な物なのに、経費を削減した為ではないのか。」

等と思うのです。

例えばイベントを企画した場合、そのイベント開催日に雨が降ったらどうするか、テントやお客様用の傘を準備しておく、食事、お茶、お土産の手配を確認する。パーキングの駐車台数を確認する。

もし予想を上回る来場者があり、パーキングが足りなくなった場合はどうするか対応を考えておく、こんなことはリーダーなら誰でも行う、当たり前のことです。

イベント参加者の休憩室は考えても、トイレまで考えるリーダーは少ないと思います。

トイレの数が少なくて大行列が出来ない様に、トイレを確認しましょう。トイレが少ない場合は仮設トイレを手配しましょう。男性・女性別にイベントの参加予想人数から、仮設トイレの設置数を検討しましょう。

外国からのお客様が見得るかもしれません。英語の出来るガイドを手配しておきましょう。

そして最悪の事態を想定しましょう。イベントでの事故です。

救急箱の準備は絶対に必要です。AED(心臓救命装置)も準備し、スタッフにその使用方法を習得させましょう。

病人や怪我人が出た場合を想定し、病院の場所などを確認しておきましょう。車両事故の場合は応急修理をどこで行うか。代車をどうするか。警察・消防との連絡は。等事前に調べておくことは沢山あります。

しかし、どんなに万全な準備をしても、スタッフが忘れる場合があります。スタッフが忘れたら、どうするか考えておきましょう。

替りに使えるものは何があるか、リーダーは考えておくのです。

こんなに一生懸命考えて、準備をしてもなにも起こらずにイベントが終了したら、準備したものがすべてムダだったと考えるのではなくて、準備したものを使わなくて良かったと喜びましょう。

企画したイベントは無事に終了したのです。この喜びこそが、リーダーの報酬です。

リーダーはお客様に対して、「想定外でした」という言葉を使用する事は絶対に出来ないのです。


2016年4月5日



 


 ■当事務所及び研修に関するお問い合わせ先

  090-8943-6751
   または


 

PAGE TOP