企業経営者と社員研修責任者の皆様へ

望月義博が、カーショップ、カーディーラーの皆様に
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第59回 リーダーシップについて考える
「その9 リーダーは部下を怒るな、叱れ!」

今回は部下の過ちをリーダーが怒る場合と、叱る場合がありますが、どこが違うのか考えてみました。

最近は部下を褒めろ、褒めて育てろ、という事を良く聞きますが、ただ褒めているだけでは、部下に甘く見られてしまう事もあります。

料理に砂糖と塩が必要な様に、部下の育成には賞賛と叱責が必要なのです。でも、「塩梅」や「塩加減」という言葉があるように塩(叱責)の方が重要な調味料なのです。

ではその叱責で、怒ると叱るはどこが違うのでしょうか。

怒るという場合には、リーダーの感情が入っているような気がします。そして、叱るという場合には部下を教育、指導しようという気持ちが込められているように感じます。

部下が過ちを犯した時、それは単純なポカミス、うっかりミスもありますが、重大な指示命令違反まで、その過ちの内容はいろいろ有ります。

単純なポカミスを犯した部下をその場では叱らずに、後で纏めて叱ると、リーダーは今まで我慢してきたという気持ちがあるので、つい感情的になります。つまり怒るのです。

そういえば、先月はこんなミスをした、半年目にはあんなミスもあった。今まで我慢してきたことを纏めて怒ると、感情的に爆発してしまう状態、怒鳴り散らしてしまうのです。

先月の事、ましてや半年前のこと等、怒鳴られているその部下は、もうとっくに忘れているのです。部下の教育や指導には全くなりません。

部下のミスは単純なミスでも、重大な指示命令違反でも、その重要性に関係なく、気が付いたらすぐにその場で叱る方が良いのです。

部下の方も自分で、過ちに気付いているので、すぐに叱られる方が納得します。

次は部下を叱る場所のことです。他の部下がいない所、会議室などに呼び出して叱るほうが良いという考えがあります。

叱られる部下が皆に見られて恥をかくので、余計にやる気を失う、という考えなのですが、私は他の部下がいてもいなくても、すぐにその場で叱る事を薦めています。

過ちを犯した部下の事は、黙っていても直ぐにほかの部下にも知れ渡ります。

他の部下がいるからと、その場で叱らないでいると、他の部下たちは、あんなミスを犯しても叱られないと勘違いします。

そして、仕事に対する緊張感が緩み、またミスをする部下が出てくるのです。

誰もいない場所、会議室などで叱ると、他の部下にはそのことが解らないのです。

もちろん、叱られた部下は、叱られたことを黙っています。だからすぐその場で、誰がいようと関係なく過ちを犯した部下を叱るべきなのです。

部下は可愛くて、可愛くて仕方がない、早く一人前に育ってほしい、だから叱るのです。

期待していない部下、どうでもいい部下などいません。もしそんな部下がいたら、ミスを起こさない様に対策はしますが、叱らずに無視をすることでしょう。


2016年5月6日



 


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