企業経営者と社員研修責任者の皆様へ

望月義博が、カーショップ、カーディーラーの皆様に
本当にお役に立てる研修について考え発信しています。

第62回 リーダーシップについて考える
「その12 リーダーが言ってはいけない一言」

部下はリーダーの一言で、仕事への意欲をなくしたり、配置転換や、転職したいと悩むことがあります。今回は、リーダーが言ってはいけない一言に付いて考えてみました。

リーダーが絶対に言ってはいけない一言は、「俺は聞いていない」です。

リーダーは部下に新しい仕事を指示する時には、その手順や方向性を説明し、進行状況は適時報告するように指示します。

部下は与えられた仕事を進めていて悩んだ時は、仕事の方向性を確認する為にリーダーに報告し、指示を仰ぎながら仕事を進めます。

「これでよろしいでしょうか?」

しかし、リーダーも忙しいので、ついつい、

「今忙しいんだ、そんな細かい事をいちいち報告するな、自分で考えて仕事を進めろ。」

等と言ってしまう時があります。

その言葉で部下は自分にすべて任されたと勘違いし、仕事をどんどん進めてしまいます。そして、進捗状況の報告会議で、部下はリーダーが指示した方向とは違く方向で仕事を進めていて、もうすぐ完了であると報告する事がありますが、その時リーダーは絶対に「俺は聞いていない!」と発言してはいけません。

この一言を聞いた部下は、驚き、困惑し、そしてリーダーに失望するのです。

ほとんどの部下が、その場でリーダーに、

「何を言っているんですか。この件はリーダーに報告したら、お前に任せると言ったじゃありませんか。」

等と反論をしません。リーダーが任せると言った、その言葉を信じて一生懸命に仕事を進めてきた部下には、落胆しか残らないのです。

リーダーはたとえ、どんなに自分の仕事が忙しくても、部下のホウレンソウを面倒がらずに聞きましょう。

リーダーにとっては、ほんの些細な事でも経験や知識の少ない部下にとっては、非常に重大な事の様に考える場合もあるのです。

リーダーの皆様にも経験があると思います。

新人の頃、仕事の手順や方法で悩み、それをリーダーに尋ねようと思うのですが、こんなことを聞いて笑われないか悩み、リーダーが忙しそうなので、何時相談すればよいのかと、途惑っていたことを。

そして、ようやくリーダーの机の前に立って、

「あのー 少しお時間いいですか?この仕事のことでお聞きしたいのですが」

と、やっとの思いで言ったことを。

皆、順番なのです。部下のホウレンソウの内容は、その部下にとって今一番重要な事なのです。リーダーはしっかりと受け止めましょう。

ここまでリーダーシップについて考え、12回コラムを書いてきましたが、ちょっと小休止して、次回からは最近の話題になっている事などをテーマにコラムを書いてみたいと思います。


2016年6月20日



 


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