企業経営者と社員研修責任者の皆様へ

望月義博が、カーショップ、カーディーラーの皆様に
本当にお役に立てる研修について考え発信しています。

第65回 PDCAのサイクルをゆっくり回そう

Plan(計画)、Do(実行)、Check(検討評価)、Action(改善行動)のサイクルは仕事をする上で基本中の基本だが、このサイクルが上手く回らない事があるので、今回はその理由に付いて考えてみました。

「プランをしてもなかなか実行できない」

というスタッフの声を聞くことがあります。リーダーにプランを説明しても、

「以前同じ様なプランがあり、良いプランだと思って実行したが、
 失敗した、今回も実行したら同じ様な結果に終わるだろう」

と言われて却下された。あるいは、リーダーから、

「いいプランだが経費が掛かりすぎる」

こんな場合は、あんな場合はと言って、実行した後から発生するかもしれない経費を予想し、成果よりも経費が掛かりすぎるとして、プランが先送りとなった。

どちらも失敗を恐れるリーダーの発言が実行を阻害しているのです。

次はプランの承認を得たので実行に移すと、直ぐにリーダーから成果の報告を求められる、とスタッフの愚痴を聞くことがあります。

「まだ成果が出ないのか」

「いつになったら成果が出るのだ」

四半期評価制度、半期評価制度があるのでリーダーの立場も解りますが、あまりにも性急に成果を求めすぎる時があります。

もうひと押しすると、成果が見えてくるのかもしれないのに短期的に成果を求めると、長期的なプランは計画しにくくなるので、計画は改良型の簡単なものばかりとなり、抜本的な改革プランは出て来なくなります。

だからリーダーには、ゆっくりとPDCAのサイクルを回すこと、
「PDCAのスローサイクル」を提案しています。

プランにはじっくりと時間をかけ、お客様が喜ぶ事は何かスタッフに考えさせます。

実行する方法は、これがベストかスタッフに考えさせます。

よほどの理由がないかぎり、スタッフの計画は実行させます。

余計なアドバイスはしません。失敗しても、それはそのスタッフを成長させる為に必要な事なのです。リーダーはただ見守る、それだけでいいのです。

つぎは検討・評価です。リーダーは評価を今すべきなのか考えてみましょう。

もう少し時間をおいてからの方が、良い評価が出来るのではないか考えてみましょう。

そして、これはお客様が本当に喜ぶ事なのかスタッフにもう一度考えさせましょう。

どうすればもっと良くなるのかスタッフに考えさせましょう。

リーダーは急ぐ必要はありません。時間はまだ十分にあるのです。


2016年8月4日



 


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