企業経営者と社員研修責任者の皆様へ

望月義博が、カーショップ、カーディーラーの皆様に
本当にお役に立てる研修について考え発信しています。

第67回 目標と目的の違い

オリンピックの熱戦がTVから流れ、選手のコメントを聞きながら、今回は目標と目的につていろいろ考えてみました。

オリンピックの競技が終わって選手のコメントも様々です。決勝戦で敗れ金メダルが取れなかったことを、泣きながら謝っている吉田選手のシーンが一番印象的でした。

このシーンを見ながら私は、高倉健さん主演の映画「駅 STATION」を思い出しました。

思い出したのは映画のストーリーではなく、主人公である高倉健さんの役柄です。

高倉健さんが演じる主人公は警察官で、射撃のオリンピック選手に選ばれるのですが、上司から「お前には日本人すべての期待がかかっている」と言われ、非常に強く責任を感じてしまいます。

そして、映画の中では東京オリンピックのマラソン競技で、銅メダルを受賞した円谷幸吉選手が次のオリンピックでは金メダルだと宣言するも、病気と重圧に押しつぶされて自殺し、残されていた遺書が流れます。

「父上様、母上様 三日とろろ美味しゅうございました。」

から始り、家族、親戚の人々へのお礼が続き、最後は、

「幸吉はもうすっかり疲れ切ってしまい走れません。」

と詫びるのです。

私は映画のこのシーンで涙が止まらず、人目もはばからずハンカチで涙を拭いていました。

リーダーがスタッフに今の能力よりも高い目標を設定させ、昇給や昇進をにおわせて、圧力をかける事があります。そうするとスタッフは予想以上の能力を発揮し、大きな成果を上げる事があります。

現状に甘えていないで高い目標に挑戦すると、スタッフの能力が大きく開花する場合もありますが、問題は失敗した時です。目標は目的を達成する為の一つの方法です。失敗したら、すぐに別の目標を設定し達成すればいいのです。

リーダーはスタッフに目標と目的を混同させ、この目標がすべてなのだ、この目標しかないと思い込ませてはなりません。目標が達成できずに、うつ病になってしまったスタッフもいます。

リーダーはスタッフに目標と目的の違いをハッキリと理解させ、目的を達成する為に、いろいろな目標をスタッフと話し合い、最適な目標に挑戦させましょう。


2016年9月5日



 


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