企業経営者と社員研修責任者の皆様へ

望月義博が、カーショップ、カーディーラーの皆様に
本当にお役に立てる研修について考え発信しています。

第69回 「追熟」という事

今回は追熟という事を知らなかった、私の失敗の話です。

富士市にある実家の畑に、枯葉や残飯を埋めてたい肥を作り、さつま芋を差しました。さつま芋はつるを買ってきて、少し盛り上げた土に差し込むだけなので、種をまいたり苗を植えるのではなく、つるを差すと言います。

つるはどんどん成長し、そして秋になったので、知人を招待して、芋ほりと焼きいもを作って食べる事にしました。

芋ほりは楽しいです。大きく成長したさつま芋がゴロゴロ土の中から出てきます。早速たき火をして、子供の頃の様に焼きいもです。

収穫したさつま芋を、水に濡らした新聞紙に包み火の中に投げ込みます。芋を水に濡らしてアルミホイルに包み、たき火に投げ込んだりしました。後は、たき火の周りでお酒を飲みながら、さつま芋が焼けるのを待ちます。

そして、いい匂いがしてきたので、たき火の中からさつま芋を取り出して食べました。

しかし、あまり美味しくありません。甘くないのです。焼きイモの匂いや、二つに割った時の芋の色はいいのですが、芋に甘さが全くないのです。

私は何も知らなかったので、掘り出したさつま芋をすぐに食べましたが、さつま芋は掘り起こしてから2~3週間、乾燥した部屋で保管しないと水分が多く糖度が上がらないのです。

これを「追熟」と言うそうですが、私はこのことを全く知りませんでした。


そういえば、若いスタッフの育成にも追熟がある事に気付きました。

「あいつは入社してもう3年たったのだから一人前だ」

「あいつは社内の認定試験で基準点に達したのだから一人前だ」

と、リーダーは早合点しない様にしましょう。それは、時間が経過し、形が出来ただけなのです。若いスタッフには追熟をさせなければなりません。

一人乾燥した部屋で追熟をさせましょう。

追熟する方法は、本を読んだり、映画を観たり、あるいはもう一度業務に関する基礎知識を復習したり、関係する語学を学んだり。そのスタッフによって、いろいろな方法がある事でしょう。

リーダーの皆さんは何もせずに、ただ静かにそれを見ているだけでいいのです。

追熟し、糖度を上げる若いスタッフをじっと見守りましょう。


2016年10月4日



 


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