企業経営者と社員研修責任者の皆様へ

望月義博が、カーショップ、カーディーラーの皆様に
本当にお役に立てる研修について考え発信しています。

第72回 後継者の育成について

今回は後継者の育成について考えてみました。

最近、新聞やビジネス雑誌に倒産件数に関する記事が少ないので、景気が良くなって来たのかと思ったら、企業調査に詳しい知人に話を聞くと、中小企業では倒産する前に私的整理(任意整理)をする企業が多いそうです。

その原因は、売り上げ不振、不良債権の発生などもあるが、一番多いのは後継者の不在(後継者がいない)との事。経営者が高齢になり、自分の健康に自信が無くなっても後継者がいない、今なら従業員に退職金が支払える、取引先にも迷惑をかけないで済む、今のうちに会社を整理しようという経営者が増えているそうです。

なぜ、後継者がいないのだろうか。

後継者がいない原因はいろいろ有ると思うが、後継者の育成に何か問題があるのではないのだろうか。

実は私も後継者の育成には失敗をしています。私は拠点長になって仕事がうまく回りだすと、次は後継者を育てようと思いました。

私の方針をずっと継続させたいと思い、部下の中から後継者の候補を絞り、徹底的に仕事を覚えさせようとしました。

本人には後継者の候補だからと説明し、特訓をしたのですが、なかなか私と同じ様に考え、同じ様に仕事が出来ません。

私の厳しい特訓に音を上げて、後継者にはなりたくないと部下から言われました。

後になってから気付いたことですが、
私はもう一人の私が欲しかったのです。

私は仕事ではなく、作業方法を覚え込ませようとしていました。だから、後継者の候補だと言われても、その部下には大変で、辛い特訓だったのです。

中小企業の経営者と話をすると、こんな厳しい大変な仕事は息子に継がせたくない、マーケットは縮小する、経費は増大する、価格競争が激化して先行き不安だ。また息子もこんな仕事は継ぎたくないと言っている、などの話をよく聞きます。

でもちょっとおかしいなと思ったことがあります。経営者の皆さんが社長になった時は、

「儲かりそうな仕事だから始めた」

ただそれだけではなくて、その仕事に夢や情熱があったはずです。その情熱をいつも後継者に語ってきたのでしょうか。その夢を共有してきたのでしょうか。

私も部下に後継者の候補だと言いながら、技術的な作業ばかり指導して、夢や情熱を話しませんでした。

私の夢や10年後、この拠点のあるべき姿に付いてなんか、ちょっとテレくさくて部下と話が出来なかったのです。

経営者の皆様

「10年後、わが社をこんな会社にしよう」

このテーマでスタッフと対話をしてみましょう。

現状の方針が変更になってもいいではありませんか。異なる業種に参入してもいいではありませんか。

従業員もいろいろな夢を持っていると思います。
その夢を実現する為に後継者が育つのだと思います。



2016年11月18日



 


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