企業経営者と社員研修責任者の皆様へ

望月義博が、カーショップ、カーディーラーの皆様に
本当にお役に立てる研修について考え発信しています。

第73回 私がワークライフバランスに気付いたとき

今回は最近、長時間労働が問題になっているので「ワークライフバランス」について考えてみることにしました。

私が就職したばかりの頃は長時間労働は普通でした。夜討ち朝駆け、休日出勤は当たり前です。仕事には期限があるので、上司からは、

「絶対に期限までにやれ、何が何でもやれ、やれば出来る、根性だ」

等と言われましたが、体育会系の私は、

「これが働くという事なんだ」

と素直に受け入れていました。でも残業をするとお腹がすき、イライラして仕事が進みません。菓子パンを食べながら仕事をしました。

睡眠時間が少なく、出勤時間ギリギリまで寝ていたので、朝は朝食を抜きました。食事ができる昼食は、お腹いっぱい食べていました。

不規則な食事が続き、ある日喉が異常に渇くことに気付きましたが「ビールが上手い」と毎晩飲んでいました。

身体が非常にだるく、なんか変だなと思い病院に行くと、医師から、

「立派な糖尿病です」

と言われました。

休日は家に仕事を持って帰り、書類を作成していたので、家族からは仕事人間だと非難されましたが、家庭のことは妻に任せきりでした。

家庭にトラブルがあるとイライラして仕事が進まず、職場でも不機嫌な顔をしていました。睡眠時間が少ないとすぐ疲れて、いいアイデアが浮かばず、説得力のある文章が書けません。

取引先と交渉をしていても、自分の言葉に力がなく、すぐに諦めて投げやりになっていたことにも気付きませんでした。

少し時間をおいて仕事を見直せばよいのですが、そのころの私はいつも「時間がない、時間がない。」が口癖でした。そして単純なミスを連発していたこともありました。

ある時、気分転換に歴史小説を読んでいると、ふといいアイデアが浮かびました。ずっと仕事漬けの毎日からは出てこなかったいいアイデアです。

糖尿病の治療のためにダイエットを医者から指示されて、食事の時間、食事の量、散歩の時間を作りました。そして、どうすれば仕事が効率よく出来るのか考えました。

私は毎朝、仕事を全部リストアップし、それに優先順位を付けました。その順番に沿って仕事を進めたのです。

仕事がどれだけ残っていても定時には帰るようにしました。本を読んだり、映画を見たり、家族と話す時間を作ったのです。部下も私が職場にいると帰り難く、緊急性のない仕事でも残業をしていたことに気付きました。

自宅で食事をし、いろいろな話をすると家庭のトラブルが少なくなり、そして、いいアイデアが浮かぶようになったのです。糖尿病も改善してきました。

取引先との交渉や社内の会議でも、力強い発言が出来る様になりました。時間が限られているので、ダラダラとした仕事は出来ません。職場では今まで以上に集中して仕事をする様になったのです。

結局、一日三回の食事と家族との時間、睡眠の時間をしっかりと取った方が、仕事の効率を上げることに気付いたのです。



2016年12月5日



 


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