企業経営者と社員研修責任者の皆様へ

望月義博が、カーショップ、カーディーラーの皆様に
本当にお役に立てる研修について考え発信しています。

第76回 仕事で起こる悩ましい問題の解決ポイント その2「部下の退職」

今回は部下の退職についていろいろ考えてみました。

ある日突然部下から、

「あの~ちょっとお話があるのですが」

と言われ、

「何だ、どうした」

と答えると

「会社を辞めようと思っています」

「どうしたんだ、何が不満だ。
 それとも、いい転職先が見つかったのか」

「いえ、そうではありませんが、
 もっと自分に向いている仕事があると思うので、
探してみようと思います」

「何言ってんだ、どこの会社も同じだよ」

入社して3ヶ月、3年位になるとこのような事を言ってくる部下がいました。

「私がイメージしていた仕事とは違うんです。
 こんな雑用をする為に、この会社に入ったのではないんです。
 もっと自分に適している仕事がしたいんです。
 もっと自分に適している仕事があるはずです。
 そんな仕事が出来る会社を探そうと思います。」

「何言ってんだ、どこの会社も同じだ、
 どこの会社も、良いところもあれば、悪いところもあるんだ、
 まずは仕事の基本を覚えろ。
 仕事の基本は単純だから、つまらなくて、
 雑用の様に見えるかもしれないが、重要な仕事なのだ。」

そんな会話を交わしたことがあります。

退職したい理由をよく聞いていると、本当は上司や同僚とのコミニュケーションの問題、業務の悩み、パワハラやセクハラに関する問題といった内容ならば、職場の配置換えや移動を、人事部と相談して問題の解決をする事で、会社への不満や悩みが解消し、退職する理由はなくなります。

また、どうしても夢をかなえる為には、違う職についてああして、こうしてと、ビジョンが明確で確かなものであれば、その人の人生がより豊かになると思えばこそ新たな門出を祝って送り出すことでしょう。

しかし、そうではなく、ただ漫然となんとなく、今の自分のやりたい仕事は違う。何かはまだ解らないけど自分に相応しい仕事が別にある。

といった、どこから出てくるのか分からない自信満々な理由、根拠や将来性、確固たる夢もない、足元が見えていない夢みる少年や少女のような場合には誰でも知っている童話「青い鳥」の話をしました。

「童話では青い鳥を探し回って、
 最後に帰ってくる場所があるが、
 今ここで会社を退職すると、
 帰ってくる場所はないんだよ」

「転職して成功した人は、
 ほんのわずかだ、実際に退職して、
 仕事を探したが気に入った仕事が見つからず、
 転々と職場を変えて、今ではパートの仕事を
 しているらしい。
 そんな人の噂を聞くことの方が多いよ」

そして、私は、

「今、つきあっている彼女より、もっと素敵な人がいるかもしれない。
 今の妻よりもっと自分のことを理解してくれる人がいるのではないのかと考えるより、
 出逢った頃を思い出して、今つきあっている彼女をもっと好きになれ、
 今の奥さんをもっと好きになれ。」

「今の仕事よりもっと自分にふさわしい仕事があると新しい職場を探すよりも、
 今の仕事を好きになれ、今の会社を好きになれ。
 でも、私の人生ではない、お前の人生だ。
 もしかしたら、お前にピッタリの仕事が見つかり、
 その仕事で大成功するかもしてない。決めるのはお前だ。」

とアドバイスしていました。そして1~2週間経つと、その本人から、

「この会社でもう少し頑張ってみます」

と言ってくる人がほとんどでしたので、

私は麻疹がなおった。彼も少し大人になったと喜んでいました。


2017年2月6日



 


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