企業経営者と社員研修責任者の皆様へ

望月義博が、カーショップ、カーディーラーの皆様に
本当にお役に立てる研修について考え発信しています。

第79回 仕事で起こる悩ましい問題の解決ポイント その5「老害という妖怪」

今回は老害という事について考えてみました。

販売促進会議などに出席し良いアイデアが出ないと、すぐに昔実施して成功した企画を紹介していた。

応用できそうな企画を出来るだけ沢山、そして出来るだけ詳しく説明し、参考にして新しい企画を考えてほしいと思っていた。


後輩を連れて居酒屋に行くと昔の話をよくしていた。

競合他社の社員と競争して、新規取引先を開拓した時の話。毎月連続で売り上げ目標を達成した時の話。

不況と言われていた時に、年間目標を達成した時の話。そして、聞かれれば、社内表彰を受けた時の話をしていた。

退職してからも暇があると元の職場に行って後輩に昔の話をしていた。

年を取り、ちょっとお酒を飲みすぎるとお腹が緩くなるので、会社のトイレに入っていた時に、後から入ってきた社員たちの話し声が聞こえてきた。

「今日も妖怪が来ているよ。
 こっちは忙しいのに、また同じ昔の話を聞かされてうんざりだよ。
 昔は成功したらしいが、その時と今では経済情勢が違うんだよ。
 そこの所が全く理解できないらしい。
 ボケてきたのではないか」

「同じ話を何回もして、聞く方はたまらないよ」

「話しが長いよ、自分一人で話をしていて、
 こっちの話なんか全く聞いていないよ」

「お酒をごちそうになっても、美味しくないよ」

「これは老害だね、会社の大先輩だから仕方なく話を聞いて相手をしているが、
 早く帰ってほしいよ、仕事がたまっているんだ」

トイレの中でこの話が聞こえた時は、ショックで1時間程トイレの中にいた。それから二度と元の職場には行っていない。

という話を知人から聞いたことがあります。


人はなぜ自分の成功体験を話したがるのでしょうか。

後輩の為だ、後輩が速く一人前になるように、私の話が少しでも参考になれば良いと思って。

本当にそれだけでしょうか。

ではなぜ失敗した時の話をしないのでしょうか。

後輩が同じ失敗をしない様に話せば良いと思いますが、失敗の話はしません。

そこには見栄があるのです。

私も年を重ねてきました。思い出す事は仕事で成功した時の話です。

失敗した時の事も思い出しますが、それは思い出したくもないし、人に話したくもありません。でも、もし後輩に話す機会があったなら、恥ずかしくても、失敗した時の話をしたいと思います。後輩が同じ失敗をしない様に。

その方が後輩たちも面白がって聞いてくれることでしょう。

「俺はあの時こんな失敗をしてしまったんだよ」

ワハハと笑いながら・・・居酒屋でビールのお代わりをしながら、あれ?また同じ失敗の話をしている。

もしかしたら、私も老害という妖怪になりかけているのかもしれない。


2017年3月21日



 


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