企業経営者と社員研修責任者の皆様へ

望月義博が、カーショップ、カーディーラーの皆様に
本当にお役に立てる研修について考え発信しています。

第82回 仕事で起こる悩ましい問題の解決ポイント その8「退職理由は親の介護」

今回は親の介護の為の退職について、いろいろと考えてみました。

入社3ヶ月目や3年程度勤務した若い社員が退職するのではなく、働き盛りの40代や50代の社員が退職するのです。

「どうしてあの社員はやめたのですか」

と尋ねると、

「郷里に帰ったそうです。」

「郷里にいい仕事でもあったのですか?」

とさらに尋ねると、

「実は親の介護をするそうです。
 仕事も順調で将来は取締役かと噂されていました。
 人事部とは何回も話し合いをしたようです。
 本人も相当悩んだようですが退職しました。」

という話を時々聞きます。

実は私もこの問題で悩んだ時がありました。父が脳出血で倒れ、車いす生活になった時の事です。非常に悩みましたが、母に父の介護を押し付け、私は東京で仕事を続けました。

親戚や近所の人達がどの様に話していたのか、私にも聞こえてきましたが、私は母に甘えていたのです。

その父も母も亡くなって、かなりの月日が経ちましたが、あの時に退職して私が介護を手伝っていたら、どうなっていたのだろうと、考える事があります。

親の介護問題で一番の問題は、一人暮らしになった親が認知症や骨折などで障害者になった場合です。

食事の世話、下の世話、通院、徘徊等、全く目が離せなくなります。

ヘルパー制度がありますが、24時間、365日、お願いする事は出来ません。高齢者用の介護施設へ入れるのが一番良いのですが、希望者が多くて、なかなか入ることが出来ません。とりあえず、自宅で家族が介護する事になるのです。

介護生活は疲れます。気分転換が出来ないので、精神的にも肉体的にも疲れてクタクタになるのです。

私も自分自身が年を重ねて来たので、いつかは病気になると思いますが、認知症や、障害者にはなりたくないと思って、一日7,000歩を目標に歩いたり、食事に注意をしたりしています。

私は企業のトップの皆様に検討してほしいと思っている事があります。

  1. 自宅で親や家族の介護をする為に退職する社員に、ネットを利用した仕事を検討して頂きたい。
  2. 休職扱いを最長5年程度にはできないか検討して頂きたい。
  3. 介護が必要な親や家族が完全介護の施設に入ることが出来た時や、残念ながら亡くなった時には、すぐに復職は出来なくても契約社員として採用する道を作って頂きたいのです。

この様な制度があれば退職して介護をする者にとっては、大きな希望になります。

退職する社員は健康でまだ十分働けます。あれもしたい、これもやってみたいと思っていた仕事が出来なくなり、非常に残念だと思っているのです。


2017年5月1日



 


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