企業経営者と社員研修責任者の皆様へ

望月義博が、カーショップ、カーディーラーの皆様に
本当にお役に立てる研修について考え発信しています。

第92回 読書について その二「私の仕事と読書」

会社に入社して新入社員研修が終わると一人前扱いされ、先輩たちは忙しく、細かいことは教えてくれませんでした。

その頃の一般的な考え方は「仕事は盗め、盗んで覚えろ」だったのです。

そんなことを言われても、どの様にして盗んだらよいのか解りませんでした。

先輩の仕事ぶりを、ただ見ているだけではよく解りません。

そのうちに、あいつは敬語が使えない、仕事が遅いと言われるようになってしまいました。

敬語なんて学校の先生にもあまり使っていなかったので、慌てて本屋に行き、「敬語での話し方」「ビジネス用語の基礎知識」に関する本を買ってきて一生懸命に覚えました。

次は文書の作成です。

ビジネス文書が書けません。稟議書なんてどのように書いたら良いのか全く分からなかったのです。

また本屋に行き「ビジネス文書の書き方」に関する本を数冊買ってきて、それをお手本にして書くようにしていました。

営業マンとして一人で取引先を訪問した最初の日の事は、今でも忘れることが出来ません。

緊張してしまって、相手が何を話しているのか全く理解できず、私は何か話さなければいけないと思い、必死で話をしたのですが、後日上司から聞くと、相手は何のことか解らずチンプンカンプンだったとの事でした。私は恥ずかしくて、冷や汗をかきました。

「営業で成功する秘訣」に関する本はたくさん読みました。トップセールスマンが書いた本は必ず読んで、マネをしようと思っていたのです。

上司から、

「お前は訪問すると、いきなり商談を始めるからダメなんだ、
 商談に入る前にウォーミングアップとして雑談をしろ」

と言われましたが「雑談」って、何を話したら良いのかわかりません。天気の話ぐらいですぐに終わってしまいます。

また本屋に行き「雑談」に関係する本を数冊買ってきて読み、天気の話以外にもたくさんの雑談するテーマがある事を知りました。

経理の知識が全くないので決算書が読めませんでした。

「簿記の基礎知識」と言う本を買って独学で簿記、経理、決算書を勉強しました。

いわゆるビジネス本、○○をする方法、等の本はたくさん読みましたが、私にとって本当に仕事をする上で役に立ったのは、やはり小説でした。

城山三郎、藤沢周平、司馬遼太郎、童門冬二等の小説から、企業組織の素晴らしさ、理不尽さを理解する事が出来たのです。

そして、社員教育をする立場になりましたが、相も変わらず私は、「社員教育」に関する本を読み漁って、それを実践していました。

でも、どこかで読んだ本に書いてあるような話は、すぐに飽きられます。

私は自分の話をする様になりました。私はこうして失敗をしたのだと。

それはどの本にも書いてない事でしたが以外に好評でした。

そして最近の若い社員たちが、あまり本を読んでいないことに気付き驚きました。

次回のテーマは「部下に本を読ませる方法」です。


2017年10月4日



 


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