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第94回 読書について その四「死んでも読書」

食べ物には「食わず嫌い」という言葉があります。

私はナマコが嫌いでした。あの姿を想像すると、とても口に入れることは出来ません。

友人から「騙されたと思って食べてみろ」と無理やりに進められました。食べてみるとコリコリしてそれほど酷い味ではありません。

それからナマコは、積極的に食べようとは思いませんが「見るのも嫌だ」と毛嫌いするほどの食べ物ではなくなりました。

本も同です。特に作家に対する印象で「読まず嫌い」になり、全く読まない作家の本がありました。

まず一人目は北方謙三氏でした。

自分と同じ年代でもある事から、その気取っている様子が嫌いでした。

あるとき取引先の若い担当者から「水滸伝」の第一巻をプレゼントされたので仕方なく読んでみると、これが面白い。

エンターテイメントとして楽しい本である事が解り、それからは三国志、史記、楊令伝、岳飛伝、と読破しました。

二人目は塩野七生氏でした。

上司から「ローマ人の物語」を読むと非常に勉強になると言われましたが、読む気にはなりませんでした。

まずは作者が女性でかなり勝気な人の様に思われ、文章も硬く、読み難いように想像していたのです。それに文庫本でも「ローマ人の物語」は43巻もあり、読破する自信がなかったのです。

通勤電車の中で、次は何を読もうかなと思案し、書店でなにげなく手にとった「ローマ人の物語」の第一巻が始まりでした。

文章は読みやすく、文庫本一冊の厚さが鞄に入れても邪魔にならない様に考えられていたことも気に入りました。

私はこの本を「読まず嫌い」だったことを反省しました。

43巻を読破し、ローマ亡き後の地中海世界、海の都の物語と読み進み、今では私の愛読書になっています。そして、若い人に本を進める時には、真っ先にこの本「ローマ人の物語」を紹介しています。

本屋に行って面白そうな本は直ぐに買ってしまう癖があります。

今読みかけの本があり、すぐには読めないのに、この次に読む本を用意しておきたいのです。いつか読もうと思って積読をしておく場合もありますが、そんな本もかなり消化しました。

どこに出かける時にも、鞄の中に本が入っていないと不安になります。本を忘れて出かけると、すぐ本屋に入り適当に何か買ってしまいます。

そんな時に買った本は意外と面白い本の場合もありますが、読んでがっかりする本もあります。

私は初めて読む作家の本はストーリーの面白さ、意外性ではなく、まず文章の読みやすさを一番重要に感じています。

そんな私の事を「本の中毒になっている」と家族は言いますが、例え中毒でも私は直す気にはなりません。

そして、私は死ぬその日まで本を読んでいたいと思っています。

もし、私が治らない病気になったら延命治療はお断りします。

私が死んでも今読んでいる本と、積読してある本はすぐ解るようにしておくので、ご朱印帳と一緒に棺の中に入れてほしいのです。

出来れば向こうでも本を読んで居たいと思っています。退屈しない様に。


2017年11月2日



 


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