企業経営者と社員研修責任者の皆様へ

望月義博が、カーショップ、カーディーラーの皆様に
本当にお役に立てる研修について考え発信しています。

第99回 コラムは最近の話題から

このコラムは今後どのような方向で書いたらよいのだろうか。99回目を書くにあたって、じっくりと考えてみた。

社員研修、新人教育、マナー研修、リーダーシップ論、コーチング等すでに書き尽くしたような感じがする。

これらのテーマに正面から向き合うのではなく、最近、話題になっているニュース等からいろいろ考えてみるのが解りやすくて、一番良いのではないのかと思う。

最近のニュースで最も興味があるのは相撲協会のトラブルだ。たんなる暴行傷害事件としてではなく、もし私が相撲協会の理事長ならどうするか考えてみた。

私は相撲協会という組織を維持する為に、ルール違反者には厳罰で臨むだろう。

今回の報告義務違反を簡単に注意するだけで済ませると、他の理事も報告義務を無視しても注意されるだけならトップへの報告は後回しにしようと考えるかもしれない。

特に理事の監督責任が問われるような問題だったら、なおさらである。

トップへ報告には鉄則がある。

「良い内容の報告は最後にしてもよいが、
 悪い内容の報告は一番先にすべきである」

これは危機管理のイロハだ。トップが知らなかったでは済まされない。そんな事例は謝罪会見でたくさん見ている。

似たような話を聞いたことがある。工場の女性スタッフがうっかり忘れた小さなルール違反の話である。

女性ばかり10名ほどのスタッフを指導する男性リーダーが、ある日イヤリングをして作業をしている女性スタッフを見かけた。

作業中はイヤリングを外すルールになっているが、リーダーはその女性スタッフが日頃から真面目に作業をするので、たまたま今日だけだろう、急いでいてうっかり忘れたのだろうと思い、何も注意をしなかった。

しかし、それを他の女性スタッフが見ていたのである。

「いつも厳しくルールを指導しているのに、
 リーダーは注意をしない、
 あの子にはイヤリングを許している」

次の日からその女性スタッフも仕事中にイヤリングをして作業を始めたのである。

リーダーは直ぐに注意をしたが、

「あの子には注意をしなかったじゃないですか。
 どうしてあの子には許して私はダメなんですか?」

と詰め寄られ、ほかの女性スタッフも同調して、工場の作業は中断し大騒ぎになった。

結局女性スタッフ全員を集め謝罪し、ルールを守るようにお願いをしたとの事であった。

リーダーはどんなに厳しい人だと言われようが、小さなことでもルールを破ったスタッフには罰を与えるべきである。それを怠ると、組織は崩壊してゆく事になる。

相撲協会の理事長もそのように感じているのではないのだろうか。

組織を維持する為にトップは、情況に流されず、非情にならなければならない。


2018年1月19日



 


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