企業経営者と社員研修責任者の皆様へ

望月義博が、カーショップ、カーディーラーの皆様に
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第100回 私の好きな言葉

ついに100回目のコラムとなった。書き始めた頃は、ここまで書き続けるとは思わなかった。

もっといいコラムを書きたい、もっといいコラムを書きたいと、いつも悩んでいた。ここまで来たら100回目は一つの通過点にすぎない。次は200回、300回とまだまだ先がある。

自分が本当に満足できるいいコラムが書きたい。夢みるのはキーボードをたたきながら死ぬことだ。最近は、そんな気持ちになっている。

新入社員の研修会で野球のイチロー選手は、なぜ現役を続けるのかと受講者に訊ねたことがある。

お金の為、記録の為などいろいろな答えはあるが、私は「もっといい仕事がしたい」というイチロー選手の意欲だと思う、と受講者に説明していた。

「もっといい仕事がしたい」

私の好きな言葉だ。

もっといい仕事には終わりがない。どこまでも、どこまでも行けそうな気がする。

次に私の好きな言葉は「矜持」と言う言葉だ。

武士の矜持、漢の矜持、いろいろと使われる。矜持とは自負やプライドと説明されるが、私は生き方の基本、生きてゆく為の根底にあるものだと思う。

私は韓信にはなれない。韓信とは古代の中国の武将で、若い時に乱暴者にからまれて「オレの股を潜れ」と言われた。

屈辱的だが喧嘩を避けて股を潜った。この辛抱が功を奉し、のちに大将軍に出世したと言われている。

いわゆる「韓信の股潜り」の故事で、「大望ある者は目先のつまらないことで争わない」との意味である。

しかし私は納得できない、私の「矜持」が許さないのだ。

恥ずべきことだが、無用な争いを避けるために股を潜ったら、それで終わりではない。

次は何を要求されるか。そして、要求はどんどん大きくなることが予想されるからだ。

その時に後悔するよりは、股を潜ることなど出来ないとはっきり言って断固戦うべきである。相手をよく見て戦い方はいろいろある。

クレーマーからの要求、取引先からの法外な要求。

一度股を潜るとそのときは良いが、次がある事を考えておかなければいけない。今回は止むを得ず股を潜ったが、次もやるのか。

例え暴力を振るわれても毅然とした態度で相手と向き合わなければならない。

そして、この姿勢を部下は見ているのである。股潜りを目撃した部下は、私をどのように見るだろうか。

「あの上司は、強い物にはまかれろという考えだ。
 一番大事な時に妥協するかもしれない」

と思うのである。この人の後に最後まで付いて行って大丈夫か?と、不安になるのである。こんな話は尾ひれを付けて広がる。

そして予想できることは、部下に俺について来い、と言って先頭を走っても、ふと後ろを見たら誰もいない。そんな悪夢は見たくない。

偉そうに言っても、私は取引先の社長を怒らせてしまい、上司に謝りに行ってもらったこともあった。

「清濁併せ呑め」と言われても、そんなことは出来ないと、反発していた。

望月は青臭い、尻が青い、と言われても、こんな生き方しかできませんと突っ張っていた。扱いにくい部下だったのかもしれない。


2018年2月6日



 


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