企業経営者と社員研修責任者の皆様へ

望月義博が、カーショップ、カーディーラーの皆様に
本当にお役に立てる研修について考え発信しています。

第124回 その時、流れる曲は

「あなた自身の葬儀の時に流したい曲は何ですか。」

と聞かれたことがあります。

私の人生を通して思い出に残る曲は何だろう。

私らしい一曲とは何だろう、と真剣に考えました。

学生時代は、南こうせつの「神田川」や、イルカの「なごり雪」、その頃流行したフォークソングを歌い、歌詞にあるような、甘い青春に憧れていました。

会社に入り営業で外回りをしている時、販売店から全く相手にされず、次の販売店を訪問するまでの間、車を運転しながら一人、大声で歌った曲は、「いまにお前の時代が来るぞ~」と、村田英雄の「柔道一代」の一節でした。

気分転換をしなければ、仕事が続けられず、不甲斐ない自分をこの歌で鼓舞していました。

失恋をした時は、野口五郎の「私鉄沿線」、狩人の「あずさ2号」、竹内まりやの「駅」等を歌い、一人で酒を飲み、いじけていました。

酔っぱらってカラオケで歌う私の18番は山川豊の「アメリカ橋」、浜田省吾の「もうひとつ土曜日」そして演歌でした。

谷村新司の「昴」やフランク・シナトラの「マイ・ウエイ」はいい曲だと思いましたが、どちらも私には重くのしかかってくるようで、歌えませんでした。

思い出したのは、会社務めをしていた頃、大先輩の葬儀に参列した時に流れていた曲です。

石原裕次郎の「わが人生に悔いなし」が静かに流れ、大先輩がまだ若くスポーツをしていた頃の写真や、有名人と一緒に撮影した写真、賞状等がたくさん飾られていました。

故人が偲ばれて、いい葬儀だと思いました。

ある高齢の企業経営者は講演会で、年末に「力の限り生きたから、未練など無いわ~」と、さくらと一郎の「昭和枯れすすき」の、一小節だけを歌っていると話していました。

私の最後、その時、私はどんなに年を重ねていても、悔いは残るし、未練もあると思います。

あと一年、あと一年でいいから生きたい。

そうすれば、あれが出来る。これも出来る。

あの本も読める、と未練がましく思う事でしょう。

いろいろ考えましたが、私の人生に相応しい曲が決められないのです。

それなら、「南無妙法蓮華経」のお題目を唱える声と、お焼香の煙のほうが私の葬儀に相応しいのかもしれません。

リーダーの皆さん。ご自分の葬儀の時に流したい一曲を決めていますか?

自分の葬儀の事を考えるなんて、まだ早い、縁起が悪い等と思わずに、誰にでも必ず訪れる最後の自己表現の場所です。

参列者からリーダーが偲ばれるリーダーに相応しい曲だ、と思ってもらえる一曲を今から考えてみませんか。


2019年2月6日



 


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