企業経営者と社員研修責任者の皆様へ

望月義博が、カーショップ、カーディーラーの皆様に
本当にお役に立てる研修について考え発信しています。

第125回 たどり着いたところ

田舎にある耕作放棄地を利用して、少し野菜つくりを始めました。

目標は自給自足、無農薬、無化学肥料での野菜つくりです。

畑の土に枯葉を埋め込み、こまめに雑草を採り、水やりをして野菜を育てました。

収穫して気付いたことは、スーパーに並んでいる野菜はたくさんの化学肥料と、農薬を使用している事でした。

私が収穫できたのは、細い大根、虫にかじられた葉物野菜、豆がさやに一粒しか入っていない枝豆です。

でも、知人から

「野菜つくりの楽しさは何ですか。」

と聞かれると

「それは草取りや、水やり等、手を掛ければ掛けるほど、
 野菜が応えてくれることです。
 草取りや、水やりに手を抜けばすぐに、葉の色が悪くなったり、
 枯れ始めたりして、すぐに反応します。」

と答えていました。

これは若いスタッフの育成と同じだと思っていましたが、人間はそんなに簡単ではありません。

人間は皆、一人ひとり違った個性があります。

その個性に合わせた教育方法でなければ、雑草を取り除いたり、いくら水を掛けても、浸透してゆかないのです。

私も若い時に、高齢の教育担当者から厳しい指導を受けた時に、

「何を言っているんだ、あの老いぼれは、
 片足を棺桶に突っ込んでいるくせにいちいちうるさい、
 時代は変わって行くんだ。」

と、居酒屋で若い同僚たちと酒を飲み鬱憤を晴らしていました。

皆同じ、画一化された社員教育に反発していたのです。

そろいのユニホームを着る事さえ嫌でした。

野菜つくりで、真夏の草刈りは本当に身体に堪えます。熱中症になりそうです。

そこで、私は雑草との「共生」を考え、伸びた葉を軽く刈り掃うだけにしましたが、雑草は「共生」を理解してくれません。

雑草の成長は早く、瞬く間に手に負えなくなり降参しました。

草刈りは野菜を作る一区画だけとして、後は除草剤を散布しました。

でも、次の敵が現れました。この敵は、本当に強敵でした。

それは、イノシシ、アライグマなどの野生動物です。

里芋が上手に育ちました、葉も大きく、株もしっかりしています。

収穫しようと畑に来てみると、イノシシに食べられて何もありません。茫然自失とはこの事です。

イノシシやアライグマがいることは知っていたのに、自分の畑には来ないだろうと勝手に判断し、何も対策をしなった私が悪いのです。

それからは、畑に野菜ではなく、いろいろな花を植えています。

私は花を咲かせる人になりたいと思っています。

ある時、友人に、

「今、私が持っているこの知識と経験が、若い頃あって、
 会社でリーダーをしていたら、もっと尊敬され、
 もっと大きな成果を出すことが出来たと思う」

と話したら、

「お前はそれに気付く為に50年の時間が必要だったのだ。
 たくさんの失敗も無駄ではない、必要な事だったんだ。
 たくさん失敗したから、お前は今、この場所に来ることが出来たのだ」

と言われました。

でも、こんなに時間を掛けない為には、あの頃、高齢の教育担当者からの忠告を、本気になってい聞いておけばよかった。若さゆえに素直になれない自分でした。

リーダーの皆さん、少し立ち止まって、考えてみませんか。

あなたのたどり着きたい場所は、私と同じ様に長い時間を掛けずとも、簡単にたどり着くことが出来るかもしれません。


2019年2月21日



 


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