企業経営者と社員研修責任者の皆様へ

望月義博が、カーショップ、カーディーラーの皆様に
本当にお役に立てる研修について考え発信しています。

第141回 それを決めたのは誰ですか

若いスタッフが販売促進キャンペーンを実施しましたが、目標を達成する事が出来ませんでした。

私は、担当した若いスタッフに報告をお願いしました。

若いスタッフは報告が終わると、

「私はこの企画を実施すべきかどうか悩んでいました。
でもグループリーダーが強く進めたので実施したのです」

「君はなぜ、はっきりと反対しなかったんだ。
何も言わずに、了解したことは、自分で判断した事なんだよ」

私はこのスタッフと食事をしながら、ゆっくり話すことにしました。

「あなたは今まで生きてきた中で、
いろいろな判断をしてきたと思う。
それは日常生活の中での小さな判断もあるが、
自分の人生に関する大きな判断もあったことだろう。

例えば朝起きて、今日はどの服にしようかな、
どのネクタイにしようかなと悩んで、
お母さんのアドバイスを受け、決めたこともあったでしょう。
その判断は、いかがでしたか。良かったですか。
会社に来て鏡の前でもう一度チェックすると、
ちょっとこのネクタイは合わなかったと思ったこともあったでしょう。
それはお母さんが悪いのですか。

お昼に何を食べましたか。

かつ丼とカレーライスのどちらにしようか悩んで、同僚がかつ丼を勧めるので一緒にかつ丼を食べた時、隣の人の食べていたカレーライスが美味しそうで、やっぱりカレーライスにしたほうが良かったと思ったこともあったでしょう。
それは同僚のせいですか。

あなたの人生で大きな判断は、進学する学校を決めた時や、就職する会社を決めた時がありますね。
胸をワクワクさせて入学しても、失望した時もあったでしょう。
その時あなたは、あの時、父がこの学校のほうがいいと言ったからだと思ったことはありませんか。
でも入学する前にあなたには、嫌だ、別の学校に入学したいと、
お父さんに言う事が出来ましたね。

就職する時も悩んで、たくさんの企業を訪問し、
数社の入社試験を受けて、この会社に決めましたね。
自分がやりたい仕事が出来ていますか。
たぶん、こんな仕事をする為に、この会社に入社したのではない、
と思った時もあったことでしょう。
でも、その時あなたは、あの時、学校の先輩がこの会社を強く進めたから入社したが、
こんな会社だとは思わなかった、と考えた時もあったでしょう。
でもあなたは入社を決める時に、先輩が薦めても嫌だと言って、
別の会社に入社する事も出来たはずです。

判断したのは誰ですか。

それを決めたのは、あなたのご両親ですか、
それを決めたのは、あなたの同僚ですか、 それとも上司、ですか。

いいえ違いますね、すべてあなたが決めたのです。

では自分で決めた事なので、他人のせいにすることは止めましょう。

人生すべて悪いことだけではありません。
良いこともあります。
良かったら俺が俺がと自慢しないで、
悪いことがあっても他人のせいにしないで、
みんな自分で決めた事なのですよ。

失敗してもいいんです。
失敗したら、その原因を考え対策を立て次は成功すればいいのです。
いつもいつも成功する人生はありませんよ。
失敗するからこそ成長するのです
失敗は自分を成長させる為の肥料なんです。」

私は若いスタッフにそんな話をしたことを思い出しました。


2019年10月21日



 


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