タイヤ・販売研修事務所

企業経営者と社員研修責任者の皆様へ

望月義博が、カーショップ、カーディーラーの皆様に
本当にお役に立てる研修について考え発信しています。

第148回 判断をするとは、どの様なことか

私は実施してみたかった研修二つがありました。

まずは、新入社員を対象としたオリエンテーリングです。

広い公園のような場所に9カ所のポイントを作り、ポイントカードを置いておきます。

受講者には、

「ポイントは10カ所あります。
 10枚のポイントカードを持って決められた時間内に、
 必ずゴール地点に来るように。
 ゴールには私が待っていて、
 所要時間とカードを確認します。」

と言ってポイントの場所を書いた簡単な公園の地図を渡します。

受講者は一人ずつ、5分置きに出発し、ポイントを探します。

しかし、ポイントは9カ所しかないのです。

ゴールにいる私は受講者の報告を4種類だと予想しています。

  1. 「10番目のポイントはありませんでした」と言って所要時間内にゴールする。
  2. 「すいません、10番目のポイントは見つかりませんでした」と言って所要時間内にゴールする。
  3. 汗を拭きながら、「一生懸命探したのですが、10番目のポイントが見つかりませんでした」と言って所要時間をオーバーしてゴールする。
  4. 10番目のポイントを探していて、ゴールしないので、受講者を迎えに行く。

ここで受講者に話すことは、10枚のカードを集めるという仕事、そして所要時間が決められている事、この条件の中で判断することに付いて説明します。


次の研修は、リーダーを対象とした事例研究です。

研究事例の内容は、

時は昭和17年6月5日。太平洋戦争中です。

あなたは航空母艦の飛行隊指揮官です。

現在地はミッドウエー島付近の洋上にいます。

あなたは偵察機から米空母に関する報告がないので、ミッドウエー島の米軍地上基地を爆撃する第一次攻撃隊を発進させました。

その第一次攻撃隊より連絡が入ります。

「攻撃成功なれど、第二次攻撃の必要有りと認む」

です。

あなたは直ぐに第二次攻撃隊に発進準備の命令をしました。

そこに偵察機より連絡が入ります。

「敵米空母発見、場所は北緯・・・・・」

意外にも近くです。

米空母撃滅の至上命令を受けていた。

あなたは発進準備をしている第二次攻撃隊の爆弾を至急、魚雷に変更するよう命令を出しました。

そこに第一次攻撃隊より連絡が入ります。

「燃料少なし、着艦を望む」

です。

続いて、艦橋より、

「米敵機編隊来襲、全員戦闘配置につけ!」

今あなたの目に映る光景は、上空には燃料がなく早急に着艦を望んでいる第一次攻撃隊、そして肉眼でも見えるほどに迫っている敵編隊機、航空母艦の甲板は、離陸命令を待つ第二次攻撃隊の機体の周りでゴロゴロしている爆弾の中を、魚雷に取り換えようと走り廻っている整備兵の姿です。

さて、この時あなたは、どの様な命令を出しますか。

それは、人道的な見地からの判断ですか。

それとも被害を最小限にする為の判断ですか。

判断するという事は非常に苦しい時があります。

あなたの判断がその部署の存続に発展する場合もあります。

会社の経営に大きなダメージを与える場合もあります。

歴史に「もし・・・」はありません。

リーダーは、おろおろせずに信念をもって判断することです。

あなたの部下は、あなたをじっと見ています。


2020年2月6日



 


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